高級ホテル【シャングリ・ラ東京】宿泊代タダのハプニング

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東京には、数多くのハイクラスホテルがあります。

今回は、その中でもハプニングに見舞われた「シャングリ・ラ東京」に宿泊したときのことを記します。

実は、このハプニングのおかげで、なんと、宿泊費がタダでした。

シャングリ・ラ東京のランチ

当初、シャングリ・ラに行く目的は、ランチを食べるためでした。

というのも、わたしは、ANAカードを使って旅をします。

そのため、多くのマイルが貯まります。

そのマイルをレストランチケットに交換し、今回のランチにいたりました。

ランチの内容は、わたしの好みに合っていたようで、非の打ちどころがない食事でした。

中でも、イカのパスタが一番 気に入りました。

入口

1階には、こじんまりとしたカウンターがあります。

ここでは、荷物の預け入れや受け取りなどができます。

案内されるままエレベーターで28階まで上がりました。

エレベーターの中には、豪華なシャンデリア・・・

小さな箱ですが、きらびやかな世界です。

そんなことを考えていると、いつの間にかロビーフロアについていました。

エレベーターを降りてすぐに目に入るのは、この花模様です。

ようこそ と出迎えてくれている感じがして、うれしかったです。

ただ、ここのロビーは、狭い印象でした。

ハロウィンの季節だったので、テーブルに かぼちゃが載っていました。

上の写真は、受付側から見たエレベーター前の様子です。

写真の右側に受付のカウンターがあります。

スタッフ6人で対応していらっしゃいました。

もちろん英語OKです。

ただ、ロビーといっても、座席数は限られており、せいぜい16人しか座ることができません。

このわたしが座った位置から、受付の右手を見てみると、らせん階段がありました。

しかも、大きなシャンデリアつきです。

目がキラキラします。

以上のことからもお分かりいただけるように、ロビー自体は狭いです。

しかし、わたしが座ったソファの後ろ側には、「ザ・ロビー」というレストランがあります。

そこでドリンクを飲んだり、軽食やディナーを食べたりすることができます。

また、タイミングが合えば、ピアノや弦楽器の生演奏を聞くことができます。

狭いロビーで困ったのは、混雑しやすかったことです。

とくに混雑するのは、ランチやアフタヌーンティーの時間帯11~14時と、チェックインの時間帯15時~でした。

11~14時の時間帯は、ランチやアフタヌーンティーだけを目的に来られるかたが多かったです。

そのほか、婚約した方々の、両家顔合わせで利用されているかたもいらっしゃいました。

客室へ向かうエレベーターは別

1階と28階をつなぐエレベーターは、直通です。

そのため、客室に行くためには、別のエレベーターを利用します。

不便かもしれませんが、一度、受付のフロアを通るので、防犯上は ありがたいですね。

28階からそれぞれの客室フロアまでは、専用のエレベーターがあります。

このエレベーターは、1階までつながっていません。

内装は落ち着いており、わたしが目的とする36階まで、あっという間でした。

部屋の様子

チェックインの時間は夕方だったのですが、すっかり日も暮れてしまいました。

部屋のベットは、見ただけで寝心地がよさそうな雰囲気でした。

実際に使っても、ぐっすり眠れました。

わたしの部屋は、36階ということで、窓からのながめは言うまでもなく良かったです。

写真の左の方には、小さいながらも東京タワーが写っています。

ちょうど東京タワーの上半分が見えていました。

窓の下を見ても、東京駅のながめがバッチリでした。

電車が東京駅に出入りする様子をながめていると、いつもと違った光景にワクワク感をおぼえました。

部屋を予約したときは、「インペリアルガーデンビュー」とありました。

しかし、

「え、皇居は どこ?」

昼間に、ビルとビルの間から少し見える程度でした。

あとから高層ビルを建てられてしまったのでしょう。

チェックイン当日の夜も、チェックアウトの朝も、多くの電車の様子を見て過ごしました。

サプライズも豪華だった

宿泊した翌日は、誕生日でした。

そのことを伝えていたためか、部屋にはサプライズグッズが置かれていました。

通常時のお菓子とともに、ベアーがメッセージカードを持って座っていました。

さらに、プレゼントとして、小さな箱がそのわきに置かれていました。

箱を開けてみると、チョコレートの香りが・・・

こんなにおいしそうなチョコレートがプレゼントだなんて、うれしいかぎりですね。

ありがとうございました。おいしくいただきました。

部屋にあるアメニティ

女性がとくに気になるのがソープ(石鹸)系ではないでしょうか。

ご心配ありません。

シャングリラは、BVLGARIのアメニティを使用していました。

爽やかな香りで、ユニセックス仕様だなと感じました。

また、嬉しいことに、女性用アメニティが別で置かれていました。

赤いポーチの中には、ロクシタンのリップクリームなどが入っていました。

そのほか、洗面所の引き出し内には、多くのアメニティが用意されていました。

  • バスソルト3袋
  • 歯ブラシ
  • マウスウォッシュ
  • ヘアブラシ
  • ヘアバンド
  • 綿棒
  • コットン

あとは、ドライヤーや体重計もありましたよ。

クローゼットを開けてみても、やはり充実の品ぞろえでした。

たくさんのハンガー、雨傘、バスローブ、アイロン台といったところでしょうか。

引き出しをあければ、浴衣もパジャマもありました。

どのような方にも対応しようとする、サービス精神を感じました。

あとは、何といっても靴磨きの無料サービスがあります。

フロントに電話をかけ、その旨を伝えると、靴を取りに来てくれます。

そして、いつまでに仕上げればよいか聞かれ、その時間までにきちんと届けてもらえます。

もちろん、届けるまでの時間に部屋にいなくても大丈夫です。

用があって部屋の外に出ていたときは、部屋に入ったところ(入口付近)に磨き終わった靴が置かれていました。

靴磨きの質は、「ふつう」かと感じます。

自分で磨き、色を入れればもう少しきれいに見せられるので。

しかし、旅先で ここまでサービスしてくださるので満足です。

さて、冷蔵庫の中もチェックしてみました。

ふつうではありえない種類の品数…

これには驚きました。

このほかにも、コーヒー、お茶、お酒も備えられていました。

ディナーから帰ってくると・・・

チェックイン後、ディナーを食べに外に出ていました。

そして、部屋に帰ると、いわゆる「おやすみモード」にセッティングされていました。

ベットの上にはパジャマが出されていました。

さらに、ベットの脇にはシーツが敷かれ、スリッパが用意されていました。

また、ベットの脇の机には、水とグラスも用意されていました。

「ここまでのサービスを、ありがとうございます。」

と、思わず つぶやきました。

ふとベットから目をはずすと、ディナーに出かける前までは、煎茶だったものが、ハーブティーに変わっていました。

チョコレートも添えられていましたよ。

こうして、幸せな中、眠りにつくのでした。

ただ一つ、心残りがあるとすれば、ハプニングが起きたことですかね・・・笑

チェックイン時に判明したハプニング

15時半にチェックインをしようと、ロビーの受付に行きました。

しかし、海外からの観光客で混雑しており、待たされることになりました。

受付は4ヵ所で行われていましたが、海外からの旅行者の対応に時間がかかっているようでした。

そうして待たされること5分――

ようやく、チェックインの手続きをすることができました。

カードキータイプです。

しかし、そこで知らされたハプニング・・・

それは、断水でした。

「えっ。水が出ないということですか?」

最初は、耳を疑いました。

しかし、まぎれもない事実でした。

ホテル内すべてで断水が起きたそうです。

あとあと、ビル自体の配管の破損が原因だと連絡を受けました。

これにより、部屋のお手洗いやお風呂はもちろんのこと、ビル内のお手洗いも すべて使用できなくなったわけです。

すでに都内を観光し終え、部屋でゆっくりしようと思っていたので、とても残念でした。

また、わたしの生活では、お風呂を欠かすことができません。

どうしても お風呂には入りたかったので、ホテルの方に どうにかならないか、かけ合いました。

すると、近隣のホテルに確認をとっているところだと言われました。

スタッフの方は、とても忙しそうだったので、とりあえず部屋に行くことにしました。

ちなみに、このあと、断水はどうなったのか というと・・・

部屋に入ったあとは、ずっとお風呂に入れぬまま復旧するのを待っていました。

すると、21時ごろに、一通の手紙がドアの下から差し込まれました。

中を確認すると、

23時をめどに復旧する予定

とのことでした。

また、

この度の宿泊料金はいただきません。

とも書かれていました。

23時になるまで待ち、蛇口をひねりました。

しかし、いっこうに水が出てきません。

そして、蛇口をひねったままの状態で待つこと10分――。

バンッ!!

という大きな音とともに、茶色い水が出るようになりました。

しかし、茶色すぎてお風呂どころではありませんでした。

しかも、水道管に空気が含まれたため、破裂するように蛇口から水が出てくるのです。

たまったもんじゃありませんでした。

23時10分まで待ったんだから、もうお風呂に入ってしまおうと思い、そのままパンパンと出続ける水をただ見送るばかりでした。

茶色い水から、少しずつ透明に近づいてきました。

そして、水を出し続けること20分――。

少し黄色くはなっていますが、真っ茶な水からやっと回復しました。

結局、完全に復旧したのは、23時半と言えます。

次の日の朝に入っても良かったのかもしれませんが、その日の汚れはその日のうちに落としておきたいですよね。

なんとかチェックイン当日に復旧して、本当によかったです。

ゆっくり過ごすことはできませんでしたが、忘れられぬ思い出になりました。

ホテルのスタッフの方々も大変でしたね。

対応、ありがとうございました。

朝食もピャチェーレで

前日のランチがおいしかったので、この朝食にも期待していました。

さっそくピャチェーレに行くと、スタッフの方々が

「おはようございます。」

と、落ち着いた声で、さわやかな あいさつをしてくださいました。

こちらも笑顔であいさつさせていただきました。

席に案内されるとき、窓側の座席が偶然 空きました。

すると、スタッフの方が、

「窓際の席の方がよろしいですか。」

と尋ねてくださいました。

なんて気配りのできるスタッフさんなのだろうと感激し、そのスタッフさんの言葉にあまえることにしました。

さっとテーブルの準備を済ませ、メニューを持ってきてくれました。

最初に、ドリンクとしてコーヒーを、メインとしてオムレツを選ばせていただきました。

オムレツには、プラスアルファでトマトや、マッシュルームなどの食材をつけることができます。

そのほかのドリンクやパン、サラダ、デザートはバイキング形式でした。

期待していた以上に、どれもおいしくいただきました。

海外からの旅行者向けだと思いますが、パンをはじめとする洋食も十分おいしかったです。

日本食としては、おかゆがありました。

感 謝

こうして、断水というハプニングはありましたが、タダで贅沢な旅をすることができ、ある意味、運があるのだろうなぁと思いました。

この旅に関わってくださった方々に感謝しています。

ぜひとも、またランチを食べに行かせていただきますね。