初めての【ヨーロッパ旅行】注意すべきこと5つ

ユーロ紙幣 ヨーロッパ

今回は、一生懸命 お金を稼いで、これからヨーロッパ旅行に行く方に向けて、旅の心得をまとめました。

 

ヨーロッパの特徴

ヨーロッパの国々

まずは、概要だけでも知っておくとよいでしょう。

日本の外務省ホームページを確認すると、「ヨーロッパ」にある国の数は、次の54カ国となっています。

・アイスランド
・アイルランド
・アゼルバイジャン
・アルバニア
・アルメニア
・アンドラ
・イタリア
・ウクライナ
・ウズベキスタン
・英国
・エストニア
・オーストリア
・オランダ
・カザフスタン
・北マケドニア
・キプロス
・ギリシャ
・キルギス
・クロアチア
・コソボ
・サンマリノ
・ジョージア
・スイス
・スウェーデン
・スペイン
・スロバキア
・スロベニア
・セルビア
・タジキスタン
・チェコ
・デンマーク
・ドイツ
・トルクメニスタン
・ノルウェー
・バチカン
・ハンガリー
・フィンランド
・フランス
・ブルガリア
・ベラルーシ
・ベルギー
・ポーランド
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・ポルトガル
・マルタ
・モナコ
・モルドバ
・モンテネグロ
・ラトビア
・リヒテンシュタイン
・リトアニア
・ルーマニア
・ルクセンブルク
・ロシア

外務省 公式ホームページ ー 地域別インデックス(欧州)より引用
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/europe.html

 

わたしは、まだヨーロッパの国々の半分に満たない 20カ国にしか行ったことがありません。

しかし、どの国にも特色があって、訪れてみてほしい国々ばかりです。

 

EUの旗

さらに、ヨーロッパには、欧州連合(European Union、略称:EU)という地域連合もありますね。

イギリスが正式に離脱すると、27カ国が加盟していることになります。

令和元年度現在は、28カ国のままです。

 

多くのEU加盟国の間では、人や物の行き来が比較的にかんたんです。

たとえば、共通した通貨ユーロ(€)で取引することができたり、国境を超えるときにパスポートの点検がなかったりします。

わざわざ その国の通貨に両替しなくても、ユーロでお支払いができるのは便利です。

ただし、あとの注意すべきことで述べますが、一部のEU加盟国では、ユーロが使えないという場合もあります。

 

ヨーロッパの建造物

チェコ(首都プラハ)にある「カレル橋」

ヨーロッパの建造物と言えば、石造りの建物が多い特徴が挙げられます。

歴史的に価値のある建造物が多く、その歴史の爪あとを 間近で見られるのも魅力のひとつです。

 

世界遺産に指定されている建造物も数知れず、そのひとつひとつの規模の大きさに圧倒されます。

 

同じ石造りの建物であっても、さまざまな建築様式が見られます。

素人でも、数多く見ていれば、なんとなく建築が分かったような気分にもなれます。

建築様式には、ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式、ルネサンス様式などがあり、そのそれぞれの特徴を調べながら巡ると 勉強になりますよ。

 

また、教会が多いので、時を告げる鐘の音が 街中に響き渡ります。

教会では礼拝が行われていることもあり、運が良ければ、讃美歌を聞くこともできます。

このように厳かな教会で、結婚式ができたら最高の思い出になりますよね。

 

ヨーロッパの人々

とても温かい方々が多いです。

とくに、ヨーロッパをはじめ、諸外国では、レディファーストの考え方があります。

そのため、女性は、さまざまな場面で、現地の男性に譲ってもらえることが多いです。

たとえば、見知らぬ現地の男性が入口のドアを開けて待っていてくれることがあります。

 Thank you so much.

お礼を言って、先に通らせてもらいましょう。

 

また、ヨーロッパの方は、日本に関心のある方が多いという印象もあります。

わたしは、1か月ほどかけて、電車でのヨーロッパ旅をしていたことがあります。

そのとき、コンパートメント(部屋のように仕切られた客室)で相席になった老夫婦の方に、日本について話をされました。

さらに、あるカフェで知り合ったイタリア人の方は、ジブリ映画が好きだということを熱く語ってくださいました。

 

最近の日本には、まわりの人と よそよそしくしてしまう風潮がありますが、海外ではその逆です。

いきなり、

 Where are you from?

と話しかけてくださることが多々ありました。

無視することのないように、拙い英語でも構いませんので受け答えしましょう

 

ただ、英語を話してくれない方にも出会ったことがあります。

フランスで、路地裏にあるパティスリーに入ったときのことです。

注文するために、英語で話しかけると、

 I don’t speak English.

と フランス人スタッフの方がおっしゃいました。

 

「え?英語で話してくださってますけど・・・」

と思いつつ、心の中で

「あぁ、フランス人としての誇りが高い方なんだな」

と察しました。

 

この方は、歴史的な背景で、英国をライバルとして見ている フランス人だったということです。

決して、日本人のわたしに、嫌がらせをしようとしたわけではありません。

もし、あなたが同じ場面に遭っても、フランス国民のプライドとして、理解するべきでしょう。

 

ヨーロッパ旅行で注意すべきこと

初めての海外旅行で、「ヨーロッパ」を選ぶのは、さすが!と言いたいところです。

しかし、安心・安全・快適な旅をするためには、次の5つに気をつける必要があります。 

 

スリが多いこと

背後から狙われやすい

何といっても、日本よりも、スリやひったくりが多いです。

わたしも、2人組の男性が エスカレーターで スリをしようとしていたのを 実際に見たことがあります。

 

とくに、駅や空港など、人が多くて注意が散乱しやすい場所では、まわりを警戒してください。

警戒している様子が見られると、スリやひったくり犯に 狙われにくいと言います。

 

また、日本国内で行ってしまうクセを、海外で出さないように気をつけてください。

クセというのは、荷物の置きっぱなしです。

 

たとえば、空港で、ようやく座れる場所を見つけ、確保したとしましょう。

そのあと、あなたは、お手洗いに行きたくなりました。

さて、あなたは どうしますか?

 

日本国内であれば、自分の座った場所が 誰かにとられないよう、荷物や持ち物の一部を置いて、その場を離れることがあります。

日本では、「ここには座らないでくださいね」という意味が通用するからです。

 

しかし、海外では、この方法は無意味となります。

席に置いた荷物を持ち去られてしまうか、荷物が移動させられて、せっかく確保した席を奪われるかのどちらかです。

 

荷物を横にどけられるくらいならマシですが、奪われるだなんて 思わないでしょう。

つまり、荷物を置きっぱなしにすることは、「どうぞ持って行ってください」と言っているのと同じだということです。

 

荷物は、肌身離さず持っているようにしましょう。

 

貴重品は携帯すること

また、貴重品の管理は、怠らないでください。

心配な方は、服の内側に身につけられる ポーチを買って、携帯しておくのがよいでしょう。

取り出すときは 不便ですが、服の内側なので安心できます。

なお、クレジットカードやパスポートは、スキミング防止のケースやポーチを利用すると、より一層 守りやすいです。

貴重品は、カバンなどにしまっておく場所が 他人に知られないようにすることも大切です。

 

 

スリに関連して、もうひとつお話しておきます。

あなたは、「治安」について考えたことはありますか?

 

治安の悪い地域で 夜に出歩いていると、いきなり襲われるという事件が起きています。

そのため、自分の身を守るためにも、スリに遭わないためにも、夜に出歩かないようにするとよいでしょう。

 

サービス料がかかること

ヨーロッパは、日本と違って、お金を払えば よいサービスが受けられるというサービス文化があります。

そのため、道案内を見知らぬ人にお願いした後で、とんでもない額の現金を要求されることも少なくありません。

だからこそ、日本人の「おもてなし精神」は、海外で取り上げられているとも言えます。

 

また、食事や宿泊のあとに、チップとして現金を少し置いていくのがマナーです。

2泊3日で同じホテルを利用したとき、チップをベットの枕元に置いておくと、シーツがきれいに整えられ、タオルが新しいものに取り換えられていました。

そのホテルでは、気持ちよく滞在することができました。

 

ただし、チップの金額にも注意が必要です。

観光地などのお店では、必要以上にサービス料がとられる場合があります。

お金を持っていないと警察沙汰になりかねません。

現金を多めに持っておくと 安心です。

 

また、お会計をしたあとで レシートを見てみると、買った商品が重複してレジを通っていることがあります。

その逆もあります。

買ったはずなのにレシートに書かれていないということです。

なぜこのようなことが起こるかは分かりませんが、海外旅行をしていて、今までに3回ありました。

日本のレジ係は、ていねいに処理しているということがなんとなく分かります。

 

レシートを見て、何か相違があれば、きちんとお店側に申し出るようにしましょう。

もし、大きな問題に発展しそうだったら、引き下がって済ませるのもひとつの手ですが、主張すべきところでは意見を言うべきです。

 

€ユーロ(EURO)が使えないところがある

ユーロ紙幣

EU圏だからといって、すべての国で ユーロが使えると思っていませんか?

その考え方では、危ないです。

 

実際に、わたしが訪れたEU加盟国のひとつチェコでは、現地通貨が「コルナ」でした。

1コルナは、日本円で4.50円します(9月2日 11:36現在)。

 

そのほかにも、EU加盟国でユーロを導入していない国があります。

先ほど挙げたチェコを入れて、9か国あります。

・デンマーク…クローネ

・スウェーデン…

・イギリス…ポンド

・ブルガリア…レフ(複数ならレヴァ)

・チェコ…コルナ

・ハンガリー…フォリント

・ポーランド…ズウォティ

・ルーマニア…レウ(複数ならレイ)

・クロアチア…クーナ

 

以上の国々では、ユーロが使えないというお店が ほとんどでした。

しかし、観光地にある一部のお店では、「ユーロでも支払えるよ」と言ってくれる店主さんもいました。

ただ、そのとき、現地通貨に比べて、ユーロでの支払いは、割高な料金設定でした。

これは、すべてのお店に限ったことではないかもしれませんが、両替の手数料分も合わせて支払うというイメージをもっておくといいでしょう。

 

万が一、その国の通貨を持っていない場合、無銭飲食になってしまう可能性があります。

クレジットカードが使えればよいのですが、現金のみ(キャッシュオンリー)の場所では、そういうわけにはいきません。

気をつけてください。

 

トイレが有料であること

トイレのマークは同じ

日本と違って、駅などの公共のお手洗い(トイレ)は、お金がかかります

使用料金を支払う方法は、いくつかのパターンがあります。

ただの箱が設置されていて、そこに小銭を入れるタイプや、電子機器の箱で、きちんと料金を管理しているタイプなどがあります。

電子機器で管理されている場合、適切な金額を入れたら、お手洗いの扉が開くような構造になっていることもあります。

ただの箱が設置されているだけの場合、まわりの人の目を盗んで、無料で利用している現地の方もいるようですが、きちんとサービスに見合うだけの対価を支払うべきでしょう。

海外に行ったら、現地のルールに従うのがマナーです。

料金が明示されている場合は、その金額を支払い、明示されておらず、自由に金額設定できるのであれば、あなたの気持ち分を料金箱に入れましょう。

 

なお、ホテルの各部屋や、電車の各車両にあるお手洗いは、基本的に無料です。

タイミングをみて、用を足しておけば、お手洗いにかかる費用を削減できます

わたしは、1か月間の旅行で、1度も 公共の場にある お手洗いに お金をかけていません。

もちろん、漏らしてもいませんので、ご心配なく。

 

 

ただし、お手洗いに関して、気になることがあります。

公共のお手洗いは、汚いところが多いということです。

とくに、電車の車両内にあるお手洗いはひどかったです。

1か月間の電車旅をしていたので、車両のトイレを利用する機会が多かったからかもしれません。

しかし、日本に比べて、あまりにもひどかったので書いておきます。

要を足したまま 放置されているトイレ、水がほとんど流れないトイレ、トイレットペーパーが個室中に散乱しているトイレ、悪臭がするトイレ、便器からはみ出して処理されていないトイレなどなど、現地で出会ったトイレの数々・・・。

もちろん、ほかの車両に行けば、別のトイレがあるため 大丈夫です。

まぁ、きれいな状態だという確証はありませんが。

 

乾燥しやすいこと

ヨーロッパは、日本と風土や気候が違います。

そのため、お肌が乾燥しやすいというのが難点です。

現地の方は、これに適応されているので、日本人は乾燥に弱い人種なのだろうなと感じさせられます。

 

さらに、乾燥について言えば、長時間のフライト中も ひどく乾燥します

喉が渇いたり、唇が乾燥したりする方が多いのではないでしょうか。

そこで、初めから、リップクリームハンドクリームを持って行くのが無難です。

もし、準備し損ねた場合は、現地で調達するとよいです。

 

最後に

空港
不安とワクワクでいっぱいの出国

ヨーロッパは、本当に魅力的な場所です。

日本にはないものがたくさんありますし、実際に 見て・聴いて・感じるのがおススメです。

そうして日本に帰ってくると、あぁ日本にもこんなよさがあったのだと、再発見することにつながります。

行くことに不安が残っている方は、十分な準備をし、ぜひ楽しい海外旅行にしてください。

そして、無事に日本に帰ってきてください。

 

Bon voyage!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。