チェコ【プラハ】見どころ&食べ物はコレ

プラハの街並み ヨーロッパ

今までに訪れた海外の国は、ようやく20か国以上になりました。

その中でも、個人的に 一番好きな街があります。「プラハ」です。

今回は、わたしが感じた「プラハ」の魅力をお伝えします。

 

そもそも、「プラハ」ってどこ?

プラハは、チェコという国の北西部にある街の名前です。

チェコは、ヨーロッパにある国で、ドイツの東側に位置します。

 

プラハは、英語で「Praha」、ヨーロッパのほうでは「Prague」と書きます。

 

実を言うと、わたしは、小さいころから、「プラハ」に行きたくてしかたありませんでした。

いわゆる、あこがれを抱いていたわけです。

そして、念願の夢が叶ったのは、大学生のときでした。

 

小さなころから「プラハ」に恋い焦がれていたこともあって、プラハにゆかりのあるクラシカル音楽も好きになりました。

とくに、スメタナが作曲した交響詩「我が祖国」をよく聴いていました。

わたしは、この「我が祖国」の雄大な旋律のような ヴルタヴァ川の流れを、自分の肌で感じてみたかったのです。

 

ヴルダヴァ川(手前)とプラハ城(左奥)

 

実際にプラハへ足を運んでみて、プラハに住む人たちの ヴルタヴァ川への思いを肌で感じることができました。

 

また、プラハの街は、昔の姿のまま、時の流れが止まっているかのようにも感じました。

それもそのはずで、訪れたプラハ歴史地区は、1992年に世界文化遺産に指定された場所だったのです。

 

今から600年以上も前に、神聖ローマ皇帝がプラハを都と定め、さまざまな国から、一流の建築家を招きました。

そして、このとき、今のようにすばらしい街を造ったのです。

 

ひとつ気になるところがあるとすれば、外国ならではの「におい」があることです。

とくに治安が悪いということもなく、落ち着いて、日本のように生活することができる街です。

 

「プラハ」で見るべき場所は?

観光で訪れる際に、ぜひ見ていただきたいのは、

 カレル橋 と プラハ城

の2つです。

定番中の定番ですが、くわしく紹介していきますね。

カレル橋

王が住む場所と、市民が住む場所をつなぐ、大切な橋です。

先ほどお伝えしましたが、なんと、600年も使われ続けている橋です。

 

カレル橋

では、このカレル橋が造られた経緯を、簡単にお話ししましょう。

もともと、現在のカレル橋が架かる前、木造の橋が架かっていたと伝えられています。

 

しかし、1300年の半ば、ヴルタヴァ川が氾濫したことで、その木造の橋が壊れてしまったのです。

その後、橋がなくなって困っていた市民のために、当時のチェコ国王 カレル4世が、新しく石橋を建設することに決めたのです。

そして、そのとき築かれた石橋が、今 残っているカレル橋となりました。

 

このカレル橋を建設したときの指揮官は、聖ヴィート大聖堂の建築にもかかわった、ぺトル・パルレージュです。

建築界では、有名人ですよね。

 

実は、この橋が「カレル橋」とよばれるようになったのは、1700年代からです。

それまでは、単なる「石橋」として呼ばれていたとも伝えられています。

 

今でも渡ることができるカレル橋は、16連になっているアーチ構造が見られます。

当時の人々の努力の結晶ですね。長さは約516m、幅は約10mあります。

さらに、このカレル橋は、かの有名な作品「ミッション・インポッシブル」の1作目で使われている場所でもあるのです。

ご存知でしたか?

 

夕刻のカレル橋

 

また、橋の上には、30体の像が立っています。

どの像も、聖人や英雄とよばれる人たちです。

その中には、歴史の教科書でだれもが見たことのある「フランシスコ・ザビエル」もいます。

訪れたときには、ぜひ探してみてください。

 

あと、橋の上といえば、音楽を奏でているかたが 大勢いらっしゃいました。

ピアノをはじめ、トランペット、トロンボーン、ビオラ、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、打楽器・・・。

どの演奏にも色があって、さすがは音楽の都だなぁと思いました。

 

わたしが初めてプラハに行ったとき、偶然、花火が数十発打ち上げられ、カレル橋越しに見ることができました。

運よく見ることができてうれしかったです。

ライトアップされたカレル橋と花火

 

次に、このカレル橋の先に見える「プラハ城」を紹介します。

 

プラハ城

プラハ城は、複数ある建築物の集合体だと思っていただけると分かりやすいです。

その集合体の中心にあるのが「プラハ城」です。

このお城は、9世紀までもともと存在していた小さなとりでを、カール4世が改修したことで築かれました。

 

お城の周辺にある建物が、それぞれ異なる建築様式でつくられているため、建築学を学んでいる人にとっては、とても勉強になる場所です。

ゴシック様式、バロック様式、ルネサンス様式、ロマネスク様式といった、さまざまな建築様式の特徴を自分の目で確認することができます。

そして、なによりも、プラハ城のすぐ隣には、観光名所として名高い「聖ヴィート大聖堂」があります。

大聖堂の地下にはカール4世が埋葬されており、お墓を見学することができます。

 

プラハで食べるべきものは?

おススメは、

グーラッシュ と トンデルミーネ

の2つです。

 

グーラッシュ(Goulash)

グーラッシュ
熱々のグーラッシュ

ビーフシチューのようなものです。

「MLEJNICE」というお店でいただきました。

味は濃かったですが、お肉のうまみがギュッと詰まっていて、おいしかったです。

外のパンはとても硬く、あごが疲れて食べきれませんでした。

ボリューム満点で満足して店をあとにしました。

 

トゥルデルニーク(Trdelnik)

日本にあるコロネ(コルネ)の中に、アイスクリームが入ったお菓子です。

チェコの伝統的なお菓子のひとつとして知られています。

 

食べ物でたとえるなら、皮がカリッと焼かれたパンに包まれたクレープといったところでしょうか。

Trdelnik のお店

ノーマルのトゥルデルニークである「オリジナル」は、2.5ユーロしました。

ここではクレジットカードは使えなかったものの、ユーロが使えたので、ありがたかったです。

 

店員のお兄さんが

「アイスをサービスしとくね!」

と言ってたくさん乗っけてくれたものの、さすがに量が多すぎて、ひとりでは食べきれませんでした。

 

食べている間にアイスクリームが溶けてしまい、滴り落ちるという形になってしまいました。

申し訳なかったです。

もし、注文される場合は、サイズが大きめであることを知った上で頼んでくださいね。

 

おなかが空いたときのおやつとしては、優秀だと思いました。

 

プラハで一番好きな場所

プラハは、別名「百塔の街」ともいわれます。

その街並み自体が世界遺産に指定されているほどの美しさです。

多くの方は、プラハ城付近からのながめ(下の写真)で、満足されていらっしゃることと思います。

 

プラハ城付近からのながめ(カレル橋側)

 

実は、このプラハには、街のほぼ全体を見渡せる場所がほかにもあるのです。

世界遺産を ゆっくりとながめ、その美しさを独り占めできる場所です。

 

詳しい場所は、秘密ですが、あるホテルの1部屋とでも言っておきましょうか。

 

写真では、あまり よさを伝えられないのが残念です。

夕方、太陽が少しずつ沈んでいきます。

その光景をしばらく見ていると、しだいに夜がやってくるのを感じられます。

 

良く晴れた日の お昼に撮ってみても、その美しさが分かります。

 

昼間のプラハの街並み

 

1日中、ここで過ごせるほど、わたしは この場所が大好きです。

 

だって、これほど抜群な ながめの部屋が、たったの 3,000円/日なんですよ?

しかも、従業員さんがコーヒー無料券を渡してくれました。

だから、タダで この景色を見ながら、カプチーノを飲むことができたのです。

最高な時間をありがとうございました。

 

これほど サービスも良くて、ながめも最高なホテルが ほかにあるでしょうか?

あれば、ぜひ教えていただきたいものです。

 

しいて言うなら、エレベーターが故障していて、驚いたことくらいですかね。

でも、従業員の方が わたしの荷物をスッと持ってくれて、最上階まで運んでくれました。

最上階の部屋に行くのに、2フロア分 階段を使っただけなので、ラクでしたよ。

 

最後に、プラハの人の温かさについて

実は、わたし、プラハを散策している間に、大事な物を落としてしまったのです。

それに気づかず街内を歩いていると、後ろから「Excuse me.」と何度も声をかけられました。

 

詐欺に引っかかるまいと思い、無視しようとしたのですが、「しつこい」と思って振り返りました。

すると、わたしが落としてしまった物を、わざわざ届けてくれていたのです。

 

そのかたと話をすると、すぐに現地のかただとわかりました。

どの場所にも、親切にしてくださる温かい人がいるものだと、心がぽかぽかしました。

このこともあってか、わたしは、プラハが大好きです。

あなたもプラハに足を運んでみると、新たな魅力を発見できることでしょう。