世界遺産である白川郷は、岐阜の高山にある、比較的にコンパクトな観光地です。
行ってみると、「意外とせまいんだなぁ」と感じるかたが多いです。
白川郷を散策するのは、晴れている日であれば、半日で充分ですよ。
そんな白川郷は、秘境のような場所にあり、伝統的な家造りが行われている集落だから、価値があるんですよね。
訪れるベストシーズンは、新緑の木々に囲まれる4・5月です。
もちろん冬もおススメなのですが、日帰りで行くのは難しくなる可能性があるので、新緑のシーズンがイチオシです。
着いたらまずは展望台へ
白川郷へは、ツアーで訪れるかたが多いです。
このとき、帰りのバスの時間が決まっているなど、時間制限がありますよね。
そのため、白川郷の見どころを押さえつつ、お土産を買う時間も確保する必要があります。
そこで、到着次第、行っておくべき場所をお伝えします。
ズバリ、展望台です。
展望台からの眺めは、本当に最高ですよ。一度は見ていただきたいところです。
白川郷の集落を一望することができます。よく写真撮影で利用される場所です。
この展望台から撮影された写真のポストカードも売られているほど、集落がきれいに見えます。
展望台へは、歩くルートが2つあります。
足腰が弱いかたもいらっしゃると思うので、そんなかたへはシャトルバスをおススメしています。
待っていれば、すぐにシャトルバスが来て、展望台まであっという間に連れて行ってくれます。
このように、シャトルバスはとても便利なので、多くの方が利用します。
ほかの団体とツアーがかぶったり、ハイシーズンだったりすると、シャトルバス待ちの長蛇の列ができます。
バスには、多くても30人程しか乗れません。
バス停には屋根がないため、日差しが強いときは、日傘をさして待っているのがベストです。
長蛇の列で待つときは、野ざらしで待つことも覚悟しなければなりません。
次は おいしい昼食を
午前中から白川郷を訪れたかたは、お昼ご飯が必要ですよね。
そんななか、おススメするのは、お蕎麦です。
手打ちそばが1000円で食べられます。
席数は20人も入らないくらいなので、お昼時はなかなかに混みます。
お昼を早めにとるイメージで、11時過ぎに行くのがベストです。
ほかにも、白川郷のバスターミナルから歩いて15分のところに、飛騨牛を食べることができるお店があります。
白川郷からそのお店まで、ちゃんとした歩道があるので、道に沿って歩けば迷うことなく着きます。
もちろん、徒歩でなくとも、車で行くこともできます。
「飛騨牛お食事処 てんから」です。
それほど大きくはありませんが、堂々と看板が立っています。
最近、白川郷に行ったとき、てんからさんに寄ってみると、なんと改装中(?)でした。
上の写真のように、建物の骨組みしかありませんでした。残念です・・・
また次回寄らせていただきますね。
てんからさんでは、なんと、あの飛騨牛をひつまぶしでいただくことができます。
1300円で飛騨牛のひつまぶし、1700円でローストビーフ丼が食べられます。ほかにも、サーロインやカルビといった焼き肉もあります。お膳としてのメニューもあります。
住所:岐阜県大野郡白川村鳩谷296-1
電話:05769-6-1661
ここらでちょっと休憩
散策したり、おみやげを買ったりすると、ほっと一息つきたくなりますよね。
白川郷のマップに、さまざまな軽食屋さんやカフェが載っています。
そのなかで、もっとも静かで落ち着くと感じるのは、「鄙」というコーヒー屋さんです。
展望台からも近く、立ち寄りやすいお店です。
「鄙」という字は、「ひな」と読みます。
コーヒーだけではなく、紅茶もジュースもあります。
コーヒーが苦手な方も、安心して訪れることができますよ。
コーヒーは450円から飲めます。
高くても1杯700円のブルーマウンテンno.1で、観光地にしては良心的なお値段です。
また、メニューには、コーヒーの特徴がそれぞれ書かれているので、自分の好みに合うものを選びやすくなっています。
ジュース類には、オレンジ、アップルがありました。
おやつの時間だと、コーヒーのおともにスイーツがほしいですよね。そんなあなたに、スイーツも紹介しておきますね。
チーズケーキ・・・400円
アップルパイ・・・400円
ガトーショコラ・・・400円
甘夏ゼリー・・・450円
シナモンハニートースト・・・450円
今回は、アップルパイをいただきました。
オーブンで温めてくださって、おいしかったです。
9:30~10:30の1時間だけですが、モーニングセットもやってます。
ブレンドコーヒーに、トースト、野菜サラダが付きます。
650円で、ゆっくりとしたモーニングを食べることができますよ。
住所:岐阜県大野郡白川村荻町1178
電話:05769-6-1150
営業時間:9:30~17:00(16:30ラストオーダー)
休業日:水曜・第1第3木曜
半日スケジュール
フリーツアーだと、自分で散策する順番を決める必要があります。どのような順で行こうか迷いますよね。そこで、わたしがオススメするプランを2つ紹介しておきます。
朝一番に到着し、午前中に散策する場合
- 展望台に行き、写真を撮る。
- 朝9:30~の「鄙」モーニングをいただく。
- 集落内を巡る。とくに、和田家に入るのがオススメです(別途300円が必要です)。
- 集落内を巡っているとき、購入したいおみやげに見当をつけておき、帰る直前に買う。
- 帰路につく または 昼食をとる。
午後から散策する場合
- 昼食をとる。集落内のお蕎麦屋さんがオススメです。
- 集落内を巡る。とくに、和田家に入るのがオススメです(別途300円が必要です)。
- 展望台に行き、写真を撮る。夕焼けとともに撮影するのがGOODです。
- 集落内を巡っているとき、見当をつけておいたおみやげを買う。
- 帰路につく または 夕食をとる。
以上のプランを参考に、自分なりのスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。それが旅の醍醐味でもあります。
白川郷の冬は?
今回は詳しく紹介しておりませんが、冬季期間についてもお話しておきます。
冬季の場合、白川郷は豪雪地帯のため、移動をはじめとするさまざまなことに制限がかかります。
雪景色を見るのであれば、3月がおススメです。
行ってみる価値はおおいにありますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし、天気が晴れていないと、すっきりした景色が見られません。下の写真のように、もやがかかったような景色になってしまうので、注意してください。
いかがでしたか。
白川郷の合掌造りは、岐阜県で一番人気の観光地です。
ぜひ一生に一度は、訪れてみてくださいね。