伊勢参り【温泉】月夜見の座で決まり!

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「そうだ。伊勢に行こう。」

ということで、伊勢神宮を訪れるついでに、「月夜見の座」でゆっくりしてきました。

 

「月夜見の座」は全6部屋しかない

今回訪れた「千年のしじま 月夜見の座」は、平成28年3月1日にオープンしたばかりの旅館です。

なんと、部屋数はたった6部屋で、全客室に半露天風呂がついています。

そのため、誰にもジャマされず、まったりすることができました。

 

わたしが宿に到着したとき、あいにく、雨が降っていました。

しかし、スタッフのかたがすぐさま 傘を持って出迎えに来てくださいました。

 

本当であれば、公道から1本入って駐車場へ車を向かわせるときに、センサーが反応して、お客さんが来ることをスタッフの方は知るようです。

しかし、なぜかわたしの車だけ反応せず、スタッフのかたは、慌てて出迎えることになってしまったそうです。

車高が低かったからでしょうかね。

 

それから、スタッフのかたに案内されて、ワクワクしながら建物の中に入りました。

 

ロビー

まず案内されたのが、このロビーでした。

コーヒーマシンやドリンクが置かれ、自由に飲むことができました。

何杯でも無料です。

 

とくにオススメなのが、ゆずジュースです。

ほどよい甘さと酸味で、柑橘類が好きなかたにはピッタリです。

ボトル詰めだったので、お部屋に持って帰ることもできますよ。

ぜひ、味わってみてくださいね。

 

宿泊の手続きをしたあと、好きな色浴衣を選ぶことができました。

もちろん、帯の色も選べました。

この日は、わたしが最初に到着したお客さんようで、全種類の中から選ぶことができました。

 

といっても、部屋の数が全部で6つしかないので、浴衣が数百種あるというわけではないです。

男女合わせて、だいたい40着ありました。

 

そうして案内されるがまま、入ってきたところとは違う出入り口からロビーを出ました。

すると、外にもつながる長い通路がありました。

その通路のわきに、部屋となる別邸が3棟ありました。

1棟につき、2部屋あるので、3棟で6部屋というかたちになっていました。

 

お部屋の種類と雰囲気

居待月の部屋のリビングルームは畳

表札には、「居待月」と書かれ、満ち欠けが起こる月に名前がついていることを知りました。

 

そうして、広い石畳の玄関をあがると、パッと明るいリビングが目に入ります。

畳でしか味わえない、落ち着いた雰囲気に 一瞬で包まれました。

 

リビングの隣には、寝室、ダイニングの部屋、お風呂場とお手洗いへと続く扉があります。

このそれぞれは、スタッフのかたが丁寧に説明してくださいました。

 

そして、なにより楽しみにしていたのが露天風呂です。

どの部屋にも、専用の半露天風呂がついています。

広くて、2人で入っても余裕があります。

しかも、中庭を眺めながら入浴できます。

 

半露天風呂と言っていますが、これは、屋根がある露天風呂ということです。

雨が降っているときでも、気にせずお風呂に入っていられます。

 

もちろん、室内にはシャワーが設置されています。

さらに、露天風呂のほかにもう1つバスタブがあり、室内でもお風呂に入れるようになっていました。

 

何度も言いますが、お部屋の数は、たったの6部屋だけです。

そのため、予約がとれないことが多いそうです。

それだけ人気があるステキなところってことですね。

 

ちなみに、6つの部屋にはそれぞれ名前がついていました。

各部屋の名称

新月(しんげつ)
朔のある日を「朔日(さくじつ)」といい、訓読みすると「ついたち」となります。
月の満ち欠けで暦を考えていた人々は、新月の日を一日(ついたち)としていました。

黄昏月(たそがれづき)
黄昏時に見える月、すなわち、陰暦 三、四日頃の夕方の月のことです。

望月(もちづき)
月がまん丸くなる日のことです。
旧暦の15~16日頃。言葉遊びで「三五の月」といいます。

希望(きぼう)
十五夜の翌日の月のことです。
「いざよい」とは「ためらう」という意味で、満月より少し出るのが遅れるので「月が出るのをためらっている」ということから。

居待月(いまちづき)
十五夜の3日後の夜の月です。
月が出るのを、立って待っていたのが疲れてしまい、座って待っていたら出てくる、ということからこの名があります。

晦(つごもり)
月が籠もることから、晦日(つごもり)と言います。
陰暦では、月が隠れる頃が月末にあたることから、「つきごもり(月隠)」の音変化だと考えられています。

部屋のパンフレットより引用

 

このうち、わたしが泊まったのは、居待月のお部屋でした。

6部屋の中で唯一、畳が敷いてあるあたたかい部屋でした。

大きな窓が明るく照らしてくれます

雰囲気が一番いい部屋でラッキー♪

 

部屋の間取り図を見てみると、どの部屋にも 開放的な大きな窓があり、お庭を眺めることができるようでした。

また、ベランダもあって、晴れている日には外でボーッとすることもできます。

 

 

ふと、中庭を見ていると、かわいいものを見つけました。

うさぎです。

中庭には、うさぎの置き物が各所に置かれていて、かくれんぼしているかのようです。

わたしは、うさぎが好きなので、とても気分が上がりました♪

訪れた際には、どこに隠れているか、ぜひ探してみてくださいね。

 

部屋の設備

リビングには、某社から出ている、電動のコーヒーメーカーが置かれていました。

もちろん、そのコーヒーは飲み放題でした。

コーヒーだけではなく、煎茶、ほうじ茶もありました。

さらに、冷蔵庫の中にあるドリンクも無料でした。

 

テレビをつけてしまうと日常に戻ってしまうような気がしたので、部屋に置いてあったCDを聴いてみることにしました。

CDには、クラシカルミュージックや尺八の演奏が収録されていました。

お隣にも宿泊されているかたがいらっしゃったので、再生するときは、音量に気をつけました。

 

施設の外

わたしが宿泊した日は、近くにある本館のほうにも足を運んでみました。

 

スタッフのかたに番傘を貸していただき、ゆっくり散歩すること3分で着きました。

 

しかしながら、この本館には、コレというものはとくにありませんでした。

強いて言うなら、入り口すぐのところに、写真撮影用のパネルや観光地パンフレットがあったくらいです。

昔からある宿泊施設という感じでした。

 

イベント(催し物)

泊まる前から「月夜見の座」の公式HPを見ていたにもかかわらず、泊まってから知ったことがありました。

 

それは、夕方から夜にかけて、どの部屋からも楽しめる光の演出です。

レーザービームだけではなく、音楽も流れていました。

ミストとレーザービームによってつくられる、幻想的なお庭の雰囲気でした。

毎晩7時から3回ほど演出が行われています(宿泊した当時)。

 

ただ、この光の演出と夕食の時間がちょうど重なってしまいました。

すると、即座に スタッフのかたが

「大丈夫ですよ。あとから お料理をお持ちしますね。」

と配慮してくださり、光の演出が終わるころに、次のお料理を提供してくださいました。

 

スタッフのかたのおかげで、あたたかいお料理をいただくことができました。

ありがとうございます。

 

温泉・半露天風呂

晩ごはんまで少し時間があったとき、先に、楽しみにしていた半露天風呂に入りました。

お湯は、なめらかな肌触りで、ちょうどいい湯加減でした。

 

わたしが訪れたのは秋だったので、夜は少し空気が冷えていました。

そんな冷えも吹き飛ばすくらい、体の芯まで温まることができました。

 

また、月夜見の座がオープンして間もなかったので、湯船は とてもきれいな状態でした。

木のぬくもりそのままの湯船で、気持ちも和みました。

お庭を眺めながらゆっくりできて、気持ちよかったです。

 

お料理

夕食も朝食も、伊勢近海で採れる海鮮を使ったお料理を楽しむことができました。

とくに朝食は、食べきれないほどのボリュームでした。

大きな机の上に、これでもかと言わんばかりに用意される品数…。

 

あまりにもたくさんのお料理が次々と運ばれてくるので、写真に残しておくことを忘れてしまいました。

でも、何から何までおいしかったです。

たくさんあったお料理をすべてお腹におさめたので、お昼ごはんが要らないくらいでした。笑

 

立地

月夜見の座は、伊勢かぐらばリゾートの隣にあります。

住所:三重県伊勢市佐八町1165−1

電話:0596-39-8585

 

月夜見の座は、おかげ横丁まで8kmと、好立地です。

次の日も雨が降る予報でしたが、じきに晴れてくる という天気予報のもと、おかげ横丁に行きました。車で20分で着きました。

 

おかげ横丁

お伊勢さんと言えば、おかげ横丁ですよね。

周辺にある駐車場に車を停め、おかげ横丁の散策をはじめました。

伊勢うどん

おかげ横丁で食べられる伊勢の名物と言ったら、コレです。

今回は、「ふくすけ」で食べました。

味が濃いのであまり食べられませんでしたが、伊勢の文化を味わうことができると思いました。

住所:三重県伊勢市宇治中之切町52
電話:0596-23-8807

 

赤福

小腹がすいたので、立ち寄ったのが、赤福本店です。

これまた伊勢名物です。

お店の中で食べることができます。

お抹茶付きのメニューもありますが、無料のお茶もあります。

席は自由なので、空いたスペースを使って食べるといった感じです。

このとき、ほかのお客さんがとても多かったですが、運よく、五十鈴川が見えるところに座ることができました。

このように、店内の場所によっては、川をながめながら休憩することができますよ。

 

住所:三重県伊勢市宇治中之切町26番地
電話:0596-22-7000

 

また伊勢「月夜見の座」で、ゆっくり温泉につかりたいと思います。

とくに居待月の部屋がいいですね。

 

ぜひ、あなたも、伊勢「月夜見の座」で ゆっくりしたひとときをお過ごしください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。