大垣祭【行く時間】ねらいめはココ!

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岐阜県大垣市といって思いつくのは、JRの終点駅(乗り継ぎ駅)があることくらいでしょうか?

実は、その大垣市で行われるお祭り「大垣祭」は、なんと、あのユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。

令和元年の今は、今日と明日開かれています。

そんな大垣祭について、かんたんに お伝えします。

大垣祭の歴史

大垣祭の歴史は、370年以上にもなります。

その中でも、大垣祭の軕の起源についてお話します。

大垣には、大垣城があり、城下町もにぎわっていました。

そんな城下町の総氏神だった八幡神社が、慶安元年(1648年)に再建されました。

このとき、城下の人々が再建の喜びを、おみこし3社の寄付で表したのです。

さらに、大垣の10か町が、10両の軕を造り、曳き回しました。

これが、全13両の軕が存在する始まりといわれています。

 

しかし、濃尾地震の被災や、大戦の空襲によって、多くの軕を失ってしまいました。

その後、修復や復元、購入などによって、平成24年(2013年)、70年ぶりに全13両軕がそろったのです。

参考:大垣観光協会ホームページ「水都旅」

平成28年(2017年)12月1日

ユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に、大垣市の「大垣祭の軕行事」が追加され、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

大垣祭のスケジュール

【試楽(土曜)】
午前8時45分から、八幡神社前で各軕が奉芸を行います。

午前9時30分からは市役所前特設会場で掛芸披露をします。

その後、軕は自由に市内を巡行します。

午後7時から夜宮を行います。

 

【本楽(日曜)】
午前8時45分から、八幡神社前で奉芸を行います。

その後、全13両の軕が行列をなして城下を巡行します。

午後4時20分から大垣祭行列を行います。

午後7時からは夜宮を行います。

 

大垣辺りの地域では、最大のお祭りです。

そのため、多くの人でうめつくされます。

(参考:大垣観光協会ホームページ「水都旅」)

 

八幡神社は、このように、木々でおおわれた場所です。

木陰があり、涼しいです。

また、神社内には、自噴井戸があります。

水がおしみなく流れ出て、さわると気持ちよかったです。

大垣祭に行ってみると…

出店(屋台)

数多くの出店が軒を連ねていました。

なんとその数、500以上です。

わたしも驚きました。

この出店の数は、岐阜県下でもトップクラスです。

  

そんな出店は、食べ物を売っているフード系と、食べ物以外を売っているモノ系に大きく分けられます。

遊ぶことができる出店も、モノ系に含めます。

フード系の出店

フード系の珍しい出店としては、水まんじゅうを売っているお店がありました。

大垣といえば、水まんじゅうが有名です。

商店街の店先の、流れる水の中で売られていました。

見た目も涼しげで、1つ350円というお手頃価格でした。

冷たくておいしかったです。暑い日にはピッタリでした。

もちろん、定番の出店もありましたよ。

  • わたあめ
  • リンゴあめ
  • ベビーカステラ
  • 焼きそば
  • 広島焼き
  • お好み焼き
  • たこ焼き
  • 牛串・豚串
  • フランクフルト
  • 肉巻きおにぎり
  • から揚げ
  • 揚げポテト
  • ジャガバター
  • バナナチョコレート
  • 冷やしパイナップル
  • あめ細工

サイズや量はいろいろありますが、そのほとんどが600円以下で買えました。

「タイムセール」と うたっているところが たくさんありました。

 

モノ系の出店

モノ系の出店で珍しかったのは、巨大なお化け屋敷です。

氏神様である八幡神社の敷地内にあります。

 

このお化け屋敷は、毎年のように出店されています。

特徴的なのが、客引きのアナウンスです。

「楽しい楽しいお化け屋敷だよ。さぁ、いらっしゃい。」

このフレーズは、何度も行っている人ならご存知ですよね。

もう大垣祭の名物といっても過言ではないくらいです。

お化け屋敷なのに、怖くないの?楽しいの?と思ったあなたは、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。

 

そのほか、定番の出店もありました。縁日のゲームは、水門川の南側に密集していますよ。

  • 射的(しゃてき)
  • 輪投げ
  • ダーツ
  • スマートボール
  • 金魚すくい
  • カメすくい
  • 鯉の釣り堀
  • おめん屋さん
  • 宝石のつかみ取り
  • 光りもの屋さん
  • 手相占い屋さん

持って行くと便利なグッズ

スーパーの袋

ゴミ箱は指定の場所に設置されています。

しかし、場合によっては、ゴミ箱が遠いことがあります。

そのため、ゴミ袋になるような袋を持っていくといいです。

 

また、この袋は、路肩にある縁石や段差に座るとき、シート代わりに敷いて使うこともでき、一石二鳥です。

 

飲み物

お祭り会場内に、自動販売機が最低5台はありました。

また、出店で、ビールやチューハイといったお酒も売られていました。

ただ、ふつうのお茶の値段が500mlで130円からと、少し高めです。

 

そこで、水筒を持参したり、大垣駅の北にあるコンビニやスーパーで、飲み物だけ手に入れておいたりするといいです。

家族の人数が多いほど、前もって用意しておくのがベストです。

時間帯のねらいめ

軕を見たい

大垣市の大垣祭に関するサイト(大垣観光協会ホームページ「水都旅」)を見ると、祭りのスケジュールが載っています。

それを見るかぎり、巡業が行われる時間帯に、祭り会場のあちらこちらで軕が見られることがわかります。

 

到着は11時でしたが、一部だけ見ることができました。

大通りを巡業する軕
人混みを避けたい

「お祭りの雰囲気の中で、出店のフードを食べたい。」

というかたもいらっしゃると思います。

わたしもその一人で、今回、大垣祭の会場に午前11時前に着きました。

すると、人が少ないのなんの(笑)

10回ほど大垣祭に行ったことがあるので、人の多さは知っていますが、時間帯をずらすだけでこれほどまで人が少なくなるのは驚きでした。

13時になると、この人の多さです。

まだ少ないほうですが…。

大通りにある商店街の様子(13時頃)

もちろん、時間が早いことでデメリットもあります。

  • 準備中の出店があって買えないこと。
  • 灯りがともった軕や夜の雰囲気を味わえないこと。

 

駐車場に停めたい

大垣駅の南側が会場になっています。

そのため、大垣駅の周辺にある駐車場を利用するかたが多いです。

 

大垣祭のパンフレット(広告)を見ると、地図に駐車場が載っています。

しかし、大垣駅の南側しか描いてありません。

南側にも北側にも駐車場はあります

ただし、駐車場をに停めたいのであれば、人混みを避けるのと同じ時間帯をオススメします。

わたしは、10時半に大垣駅周辺にいましたが、まだ駐車場はどこも空きだらけでした。

 

それに対して、大垣駅の北にあるアクアウォークは、平面駐車場がほとんどうまっていました。

立体駐車場には空きがありましたが、6割りほどうまっている状態でした。

毎週のように休日は駐車場がいっぱいですので、いつもと変わらないのかもしれませんね。

 

しかし、もしかしたら、無料になるからといって、アクアウォークの駐車場を利用しているかたがいらっしゃるのかな…?とも思いました。

お昼の12時になると、駐車場は満車になっているところがほとんどでした。

空くのを待っている車で、渋滞ができているところもありました。

やはり、お車まで行かれる場合は、お昼よりも早めに着くように向かった方がよさそうです。

屋台のサービス

着いてすぐ、焼きそば屋さんを見つけました。

「今なら焼きそばを てんこ盛りにするよ!」

と言われたので、つい、買ってしまいました。

 

しかし、その量を見てビックリしました。

パックに入りきらないため、持ち帰り用の袋にも詰めこんでくれたのです。

お兄さん、ふとっぱら過ぎやしませんか(笑)

 

こんなことは、最初か最後にしか行いません。

最初に行うのは、口コミを広げてもらうため、祭りの最後に行うのは、材料が残らないよう売りつくしたいという思いがあるからです。

だから、祭りの最初と最後の時間帯は、こんなサービスをたくさん受けられるかも?

大垣駅周辺地図

最後に…

2019年は、大垣市制100周年の節目の年です。

今まで以上に、さまざまな取り組み・行事を行っています。

大垣周辺の地域活性化のためにも、ぜひ大垣へ。