三重【生牡蠣】タダで温泉も堪能できるのはココ

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「ノロウイルスなんて気にせずに、生牡蠣を堪能したい!」

そう考えるのは、わたしだけではありません。

今回は、めったにお腹を下すことがないほど きれいな牡蠣「的矢かき」を紹介します。

生食用の牡蠣なのに、吐き気が止まらない?

食中毒の正体は、多くがノロウイルス

生牡蠣には、心配なことがありますよね。

そう、ノロウイルスです。

ノロウイルスは、およそ38nmの大きさで、インフルエンザウイルスの大きさ(80~120nm)の半分以下です。

海に存在し、ノロウイルスを含んだ海水を多量に取りこむ 二枚貝に潜んでいます

二枚貝と言えば、牡蠣のほかに、アサリやシジミ、ハマグリが挙げられますが、これらは加熱するため、ノロウイルスを知らず知らずのうちに死滅させることができているのです。

そのため、大きな問題になることはありません。

ノロウイルスの感染予防策として、二枚貝は、85度で1分間以上加熱するように推奨されています。 

 

しかし、牡蠣はいかがでしょうか。

スーパーで見かける「生食用」の牡蠣には、ついつい手が伸びてしまいます。

そして、おいしいと言いながら、生で食べてしまいます。

スーパーの「生食用」の牡蠣には注意!?

肌寒くなってくると、スーパーに牡蠣が並びます。

よく見ると、「生食用」と「加熱用」がありますよね。

この2つの違いは、ご存知でしょうか?

単に、ノロウイルスがいるか、いないかではないのです。

 

食品衛生上、日本では、おもに食中毒の原因となる赤痢菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオなどに対しての対策が施されてきました。

実は、 「生食用」と「加熱用」 という基準は、ノロウイルスがまだ正体不明のときに定められたものなのです。

日本の衛生基準は厳しすぎると言われるほどなので、たとえ何年前に定められたものだったとしても、わたしたちの健康を害するものとは思えません。

参考までに、 「生食用」と「加熱用」 それぞれの基準を書いておきます。

「生食用」
 生きている菌の数:1gあたり50,000以下
 大腸菌が存在する可能性の最大数:100gあたり230以下

 ※ むき身の生牡蠣について
  腸炎ビブリオが存在する可能性の最大数:1gあたり 100以下

「加熱用」
上記「生食用」の規格に合わないもの。

 

以上のように、ノロウイルスの数は考えられておらず、「生食用」であっても、関係がないのが現状です。

もし、「生食用」を買ったとしても、 85度で1分間以上加熱することを勧めます。

(参考文献:京都府公式HP 京都府保健環境研究所より)

だから、生食用でもノロウイルスに感染する

というわけで、わたしは何度も「生食用」の牡蠣をそのまま食べ、ノロウイルスに感染してきました。笑

この とても小さな構造体ノロウイルスが 私たちの身体の中に入り、悪さをするのですが、いったい どこで増殖するのでしょうか。

ちなみに、インフルエンザウイルスは、上気道の粘膜にある細胞内に入りこみ、増殖します。

 

信じられないかもしれませんが、ノロウイルスは、わたしたち
小腸にある細胞でだけ増殖するウイルスなのです。

この小腸の細胞がノロウイルスに感染してしまうために、嘔吐や下痢、などの症状が出るのですね。

 この怖い話を知ってから、スーパーにある生食用の牡蠣を買うのは、遠慮気味になっています。

安心して生牡蠣を食べたい!

わたしもノロウイルスを心配するうちの一人ですが、大の牡蠣好きです。

どうしても生牡蠣を食べたいなと、毎年 思い悩んでいました。

そんな折、「あたらない牡蠣」があることを知りました。

それが「的矢かき」という世界的なブランド牡蠣だったのです。

最高品質の「的矢かき」との出会い

何と言っても、牡蠣は「生」の状態で食べたいですよね。

しかし、先ほどもお伝えしたように、牡蠣は、海で生活しているうちに細菌や菌類、ウイルスなどを取りこんでしまいます。

焼き牡蠣

そうしたものの多くは、加熱すればなんら問題ありません。

ただ、加熱してしまった牡蠣は、風味が落ち、牡蠣好きには物足りないのも事実です。

 

ということで、牡蠣好きのわたしは、根本に立って考えてみました。

細菌やウイルスがいない海水を取りこむ牡蠣を食べれば、体調を心配する必要がまったくないのでは・・・?

 

では、実際にそのような牡蠣はあるのだろうか・・・?

 

そうして探していくと、 この三重県の的矢という場所に あったのです。

この的矢でとれる牡蠣は、「有限会社 佐藤養殖場」で安全性が高められていることも知りました。

「的矢かき」の最大にして最高の特徴

わたしは、「的矢かき」に出会ったとき、とてつもなく興奮したのをおぼえています。

そして、的矢かきが大好きになりました。

「的矢かき」の最大の特徴は、「あたらない」ことです。

100%あたらないわけではないかもしれませんが、かなり100%に近いです。

それもそのはず、 特許を取得された浄化法で、牡蠣の中にいる菌やウイルスを取り除くからなのです。

かんたんに言うと、無菌状態に近いクリーンな海水で、牡蠣の中を洗っているようなものなのです。

 

そうして、先ほどの「生食用」の基準を余裕でクリアしているのです。

「生食用」の基準
 生きている菌の数:1gあたり50,000以下
 大腸菌が存在する可能性の最大数:100gあたり230以下

的矢かきのきれいさ
 生きている菌の数:1gあたり300以下
 大腸菌が存在する可能性の最大数:100gあたり18以下

細菌の数は、通常の牡蠣の1/166以下、大腸菌(O157など)が存在する可能性の最大数は、通常の牡蠣の1/12以下なのです。

(参考文献:有限会社 佐藤養殖場公式HPより)

 

このようなきれいな牡蠣を食べることができるのは、牡蠣を育ててくださるかたの努力のおかげですね。

ありがとうございます。

「いかだ壮 山上」 的矢かきのフルコース

わたしが的矢かきの虜になってから、何度も足を運んでいる場所があります。

三重県的矢にある旅館「いかだ壮 山上」です。

ここでは、牡蠣のフルコース料理を食べさせてもらえます。

もちろん、宿泊客にだけではなく、日帰りのお客さんにもふるまってもらえます。

フルコースの一部(生牡蠣3つ)

冬バージョンの牡蠣尽くしフルコースの内容を紹介します。

・前菜3種盛り

・生牡蠣(3個)

・焼牡蠣(2個)

・牡蠣伝法焼き

・牡蠣蕎麦

・牡蠣フライ

・牡蠣土手鍋

・牡蠣寿司

・牡蠣蕪蒸し(秋季は牡蠣の土瓶蒸し)

・牡蠣ご飯

・牡蠣みそ汁

・デザート

以上の12品が含まれているAコースの料金は、税込7,000円でした。

デザート以外のどの料理にも、牡蠣が使われており、お昼から とっても贅沢な食事をすることができます。

以上はAコースですが、そこから牡蠣寿司・ 牡蠣蕪蒸し(秋季は牡蠣の土瓶蒸し)を抜いたものがBコースです。

Bコースの料金は、税込6,000円です。

 

わたしは、専用フォームから、3週間ほど前に予約します。

日帰りで昼食をする場合は、11〜13時の間で予約することができます。

ちなみに、13時半にオーダーストップとなりますので、ご注意ください。

駐車場はたくさんありますので、車で訪れるかたも安心して行くことができます。

また、公共交通機関で行く場合は、近鉄の「志摩磯部駅」まで送り迎えをしてもらえます。

予約されるときに、ご確認下さいね。

(参考文献:いかだ壮 公式HPより)

的矢かきの食事に「温泉」付きで大満足

「いかだ壮 山上」を訪れるべき理由は、的矢かきだけではありません。

それは、日帰りで食事をしたお客さんだけ、特別に、無料で温泉に入らせてもらえることです。

こじんまりとした温泉ですが、何と言っても無料なので、すばらしいサービスです。

脱衣所で服を脱ぎ、ドアを開けて入ってみると、大きな窓が目に入って来ました。

窓の向こうに見えるのは、広い海です。

そうした海が見える屋内風呂のほかに、落ち着いた印象の露天風呂もあります。

(画像はイメージです。)

外に出ると、窓を通して見るよりも、はるかにきれいな海が広がっています。

個人的に、おいしい牡蠣を堪能して一息ついた後、この露天風呂で的矢湾を一望するのがおススメです。

「いかだ壮 山上」の詳細

住所:三重県志摩市磯部町的矢883-12

電話: 0599-57-2035

FAX: 0599-57-2718

公式HP:http://ikadasou.jp/

ぜひ、いかだ壮で、牡蠣づくしのお料理と、温泉を堪能してくださいね。